さまざまな障害や困難をもちながら人生にチャレンジし続けるサバイバーを長年インタビュー取材してきたジャーナリストの月崎時央が、オンラインでライブ公開インタビューを企画しました。
第1回のゲスト井手公正さん(31歳)は2014年の交通事故による脊椎を損傷するという大怪我を負いました。
サッカーが大好きで元気で明るい青年だった公正さんを襲った突然の出来事。
失われた体の自由、仕事、将来への夢。衝撃の現実を受け入れ兼ねて模索する日々。
そして背中を押されるように留学生として旅立ったデンマークの地で見たもの、出会った人々との友情など。
素晴らしい体験と応援してくれる師や仲間たちを得ても、今尚感じる喪失感。その間に被害者でありながら苦しみの続く長い裁判の結審を区切りに第2の人生の軸を探したいという公正さん。
デンマークで多くの障害のある若者を受け入れている大学エグモントフォレルケホイスコーレで撮影したたくさんの写真を、参加者の皆様と一緒に見ながら、インタビューと皆様の対話を通して公正さんの「未来の軸探し」をみんなで一緒に考えることができたらと思います。
お話を聞いていただきたい方
一般企業などで障がいのある方の雇用や福祉的支援に関わっている方。
障がいをもつ学生さんや、障がいのあるお子さんを育てている親御さんや教育者の方
お伝えしたいこと
若くして障がいとともに生きるというのはどのようなことか。その当事者になった時本人は社会に対してどのような思いを抱くものなのか。
デンマークで「学校」と呼ばれる「フォレルケホイスコーレ」という北欧独自の教育機関に車椅子で留学した経験からのデンマークのユニバーサル教育がどのようなものなのかのレポートもお伝えします。
ゲスト
井手 公正さん |
プロフィール 1989年(平成元年)6月23日、長崎県島原市生まれ佐賀県唐津市で姉と両親の家族4人で育つ。 高校時代は佐賀東高校でサッカー一筋のアスリート生活を送る。 高校卒業後、福岡県で作業療法士の勉強をし国家資格取得後、千葉県の病院に作業療法士として就職。2014年秋、就職2年目の父親の誕生日に「もらい事故」に遭い13本骨折等から第6胸髄完全損傷を受傷。 生死を彷徨った後、胸から下の感覚を全て失なう。 10ヶ月間の入院生活後、退院日から車椅子で一人暮らしを始める。翌年より国際医療福祉大学大学院へ進学。 大熊由紀子担当教授の導きで、デンマークのEgmont Højskolen (エグモントホイスコーレン)に留学する。 障がいのある学生を多く受け入れている大学で、日本にはない自由でポジティブな学生生活を体験する。2019年に国際医療福祉大学卒業。 その後も『車椅子単独海外旅行』が一番のリハビリになる」と考えこれまで約30ヵ国を車椅子で旅してきた。 2014年の「もらい事故」から約6年3ヵ月に及んだ刑事裁判は、2020年12月22日に判決し、クリスマスに裁判は終息。 現在は第二の人生の自分軸を模索している。 |
インタビュアー紹介
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プロフィール 新聞や雑誌に健康関連の記事や精神保健に関する記事を書いてきたジャーナリストです 1993年に弟が躁うつ病になたことをきっかかけに、 実績 |
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対話会の詳細
対話会名 | 交通事故で脊椎損傷になった僕が社会に対して思うこと『あなた自由な人、僕不自由なひと』 |
日時 | 2021年2月28日(日) 10:30時〜12:00時 |
料金 | 無料 |
参加場所 | オンラインテレビ会議システム:Zoom お申し込み後、すぐに自動返信メールにてZoomIDお知らせいます。 |
内容 | 井手公正さんへのインタビューと対話 第1部 インタビュー死の淵から生還した交通事故と裁判の話 第2部 留学したデンマークで学んだこと 第3部 井手さんを交えて参加者で対話します。 |
特徴 | 障がいをもつご本人に直接、車椅子での生活やその想いについてお聞きすることで 今まで知らなかったことがわかると思います。 デンマークのエグモントホイスコーレンは障がい者と健常者が共に学ぶ全寮制の学校です。「障がいがある人もない人も誰もが平等に当たり前の生活ができる社会を実現させる」というノーマライゼーションの考え方が当たり前に実践されています。井手さんが現地で撮影してきたこれらの写真をみんなでみながらお話を聞き、また語り合いたいと思います。 |
参加方法
参加の仕方 | できれば顔出し参加希望です。 |
用意するもの | 特にありません |
講座の録画の有無 取り扱い |
講座は記録として撮影しますが、公開はしません。 |
私の想い
障害を持って生きることの大変さと一生懸命生きようとする姿を伝えたい。
理解者や応援者を増やしたい。
お友達にも、是非お伝えください。
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