昭和の母さんについて語る娘たちの会

昭和の家族を描いた絵本『母さんのちいさかったころ』(福音館書店刊)を
みんなで見ながら昭和を生きたお母さんの思い出や、母の時代、自分たちの時代の女性像を娘たちで語り合いましょう。

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こんなお悩みはありませんか?
  • コロナで親に会いにくい。また納得のいくケアができない。
  • 亡くなった後も納得のいく看取りやお別れができたか反問している。
この講座の対象者
  • ご自身が昭和生まれで、高齢のお母さんをもつ方(最近お母さんを看取られた方も)を対象にした女性限定の会です
講師紹介


木村眞知子

プロフィール
出身地:神奈川県小田原市
経歴:専攻は国文学(古代、「令和」の名付け親中西進先生に師事)、編集者を志し、婦人誌や健康・医学関連の書籍を制作。
結婚、アラ還で離婚。
編集制作会社を運営するかたわら作家修業中。娘1人、孫2人あり。
趣味:染織、陶芸、演劇(鑑賞ではなく演ずる方)、スキューバダイビング
特技:山姥、魔女などに変身すること(対孫)、
昨年6月、保護団体から兄妹ねこを譲り受け、人間不信ねことの共同生活に苦戦中。
昨年12月に母を看取る。

実績
オンライン読書会などを月崎時央と共催しています
なぜ、この講座を行うのか

コロナ禍がずっと続くなか、病院や施設に入っていたり、遠方に住んでいたりするために、高齢の親と長い間会うことができない方が増えています。また会って話したり、触れたりすることも許されぬままに、お母さんとの永遠の別れを余儀なくされた方もいらっしゃいます。このワークショップは、昭和の時代に戦争などを乗り越えながら、結婚し子育てをしてきた「昭和の母さん」のことを娘たちが語り合う会です。
絵本に描かれた懐かしい昭和の風景や子どもたちの様子をみながら、みんなで昭和にタイムスリップします。
またそれらを懐かしく語ると同時に、現在とは異なる価値観で生きた母世代の女性たちの生き方、
その価値観の中で育った娘たちの自身の現在の思いも語り合いたいと思います。
※ファシリテータをお手伝いするのは同じく編集者の月崎時央。眞知子&つっきーで穏やかで懐かしい女性だけの対話会にしたいと思います。

講座の詳細
講座名 昭和のお母さんについてみんなで語ろう!
日時 2021年2月28日(日)
19:00時〜21:00時
料金 無料
参加場所 オンラインテレビ会議システム:Zoom
お申し込み後、すぐに自動返信メールにてZoomIDをお知らせいたします。
内容 ①昭和の懐かしい風景のイラストや写真をみんなで見ます。
②お一人ずつ自分のお母さんの話を3分間ずつお願いします。
③ブレイクアウトルームでペアになりお母さんの話。
現在のことや亡くなられている場合は思い出話。
④ペアを変更してブレイクアウトルーム2回目。
⑤全体で集まって一言ずつ感想。
参加方法
参加の仕方 顔出しでおねがいします。
用意するもの もしお母さんの写真があればご用意ください。
講座の録画の有無
取り扱い
講座は記録として撮影しますが、公開はしません。
参加特典 記念写真を一枚差し上げます。
木村真知子の想い

関東地方の西の外れ、小田原で、昭和一桁世代の両親のもと、3人兄弟の長女として生まれ育ちました。
他に同居の家族は、祖父母と父の弟妹5人。 つまり、母は舅・小姑の多い大家族の真っ只中に嫁ぎ、その家事を一手に引き受け、忙しく働き回っていた記憶が濃いです。

まさに絵本のとおり、井戸で水をくみ、かまどで煮炊き、箒と雑巾で掃除、たらいで洗濯。
さらに、和裁、洋裁、編み物と、子どもの衣服はほとんど手作りでした。
当時の家風は、まさに家長制の男尊女卑。熾烈な嫁vs姑バトルも随分ありました。
しかも、肝心の夫(私の父)の職業は商船会社の船員。
ほとんど家に、というより国内にいなかったのです。
母の愚痴を一身に聞きながら、戦後民主主義教育で育っていた私は、幼心に思ったものです。
「どうして母は、こんなところにいるのだろう」と。

去年の暮れ、そんな母を送りました。
不思議なことに、寂しさとともに開放感みたいなものを感じている自分がいます。
いま流行りの言葉を借りるならば、私にとって母とは、その時代の同調圧の担い手だったのかも知れません。
その口から「あなたは、あなたらしく生きればいい」という言葉を聞いたことはないのです。

いま、人生を終えた母と語り合うことができたなら、母は自らの人生をどう評するだろうか?
戦後の高度成長期、社会も暮らしも目まぐるしく変わった昭和という時代に、
私たちを育ててくれた母たちのことを、ともにあった幼い日々のことを、みなさんと語り合ってみたいと思います。

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